私たちが市民講座に取り組むわけ

昔むかし、激流が岩を洗う川のそばに村がありました。
川岸には「危険」という警告がしてありましたが、人々はしばしば警告を無視し、川に落ちました。
落ちた人は、おぼれたり、川下の滝に流されたりして、二度とその姿を見せることはありませんでした。

村人たちは、ある計画を思いつきました。
川の中におぼれた人を救うために、流れに沿って網を置きました。

常勤の係員が雇われ、村人が川に流されていないかを見張り、
川に落ちた人を引き上げて身体を乾かし足り、救急車に載せたりしました。

川の縁近くには病院が建設されました。

これらすべての努力のおかげて亡くなる人は減りました。

しかし、まだ多くの人がけがをしたり溺れたりしていました。

村に移ってきたカップルが、何が起こっているのかを見て、村人を救うためにもっと
他に何かできないか、尋ねました(協働)。

村人たちは、(何か新しいことをやることに)反発しました。

「良いシステムを開発した」
「全ての人を救うことはできないが、
事態は良くなっている」
と説明しました。

カップルはそれに満足せず、自ら行動おこすことにしました。

川の危険なところに沿って大きい柵を建設するのを助け(予防)、水泳教室を開いて、人々に岩場でボートを操る方法を教え(予防と教育)、救命胴衣を着けないで川に入ることは危険だということを村人たちに話しました(予防と教育)。

やがて、川に落ちる人はだんだんと少なくなりました。

落ちた人も何とか自分で脱出できるようになりました

この寓話に示されているように、

しかし現実は、予防教育よりも危機対応(関係修復、家族療法、ケースマネジメント)に多くの資源が投入されていて、特に日本では家族生活教育が大きく立ち遅れています

こで当協会は、家族関係や人間関係に関する市民向け講座を実施することに致しました。
市区町村主催の催し物や家庭教育セミナー、学校や企業の研修などにご活用ください。

市民研修テーマ概要

楽しく参加していただき、学びをより自分事として捉えていただけるよう、簡単なゲームや参加者同士の対話を含んだ内容となっています。

1回120分、90分、60分のなかからお選びいただくことができます。講師は、当協会認定ファシリテーターが務めさせていただきます。

オンラインでの開催を基本としていますが、対面での開催も可能です。
お気軽にお問い合わせください。

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