【開催報告】「渡辺式」事例検討会・第12回

3月15日 チャレンジ事例検討を行いました。

参加者は「渡辺式」シートの事例検討会が初めての方を含む19名。

今回の事例は、病院看護師が医師の予後予測に困惑しながら、気切や経鼻経管など医療度が高いALSの退院について、本人の希望する在宅は介護力が弱く、果たして退院できるのか・・・と病院看護師が訪問看護師に相談した場面でした。相談を受けた訪問看護師が、経験値やAさんの状態から、現段階では看取り時期ではないと判断したものの、病院との関係性を悪くせず、この状況をどう伝えたら…と悩んだ事例でした。

病院看護師は、医療依存度が高いAさんの在宅療養のイメージがつかず、また医師の予後予測に疑問を抱き訪問看護師に相談し、一方訪問看護師は、病院との関係を悪くしたくない思いもありつつも、Aさんには生きる力があり、看取りの時期ではないと判断したことを、病院看護師に伝え、退院支援の仕切り直しを提案していたことが検討した中で見えてきました。

ストーリーを深めたことで、病院看護師と訪問看護師の関係性に悪循環は見られなかった事が、皆で検討したことで見え良い学びとなりました。

「渡辺式」シートでの事例検討が初めての方もいる中、シートの特徴や使い方などの説明が不十分な中ではありましたが、活発な意見が出ましたことは、参加者皆様のご協力があっての事と嬉しく充実した時間でした。

次回は4月19日テーマは「サービスを断ろうとする利用者への支援」です。

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